アダコテック技術ブログ

株式会社アダコテックの技術ブログです。

「踏み出そう!脱目視検査の第一歩」をテーマに第36回ものづくりワールドにて展示しました!

アダコテックは第36回ものづくりワールドの東京会場に出展し、AI検査パッケージ機の初披露やAI検査向けソフトウェアの紹介を行いました。エンジニアも参加してプロダクトを紹介したのでエンジニア視点から見た現地の様子を報告します。展示会の出展レポートがこちらで公開されているのでよかったらお読みください!

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フロントエンドエンジニアの谷口もお客様にプロダクトをご紹介しました!

ものづくり ワールドとは

ものづくりワールドは7万人近くの方が来る世界最大級の製造業の展示会で、我々のような工場内の自動化を目指す企業などから様々な展示がなされていました。

本年の東京会場は東京ビッグサイトで、2024年06月19日 ~ 2024年06月21日に行われました。東京以外にも名古屋、大阪、九州の3会場で行われます(名古屋はすでに終了)。

出展内容

今回紹介したのは初披露のAI検査パッケージ機(詳細は下)、異常検査AIや異常の分類AIの作成ソフトウェア、モデル作成支援ツールです。お客様の課題をお聞きしながらマッチしそうな弊社のプロダクトのご提案を行いました。

また、多くの方に弊社プロダクトを発信するために下記の15分の2種類のセミナー行いました。

タイトル 内容
はじめよう!AI外観検査の第一歩!! 異常検査AI作成のためのクラウドソフトウェアを紹介し、実例を交えながらAIモデルを作成する方法を説明しました。
失敗しない学習の鍵 ~データ選別で狙い通りのAIモデルを作る~ モデル作成支援ツールを紹介し、AIの学習に用いる画像の選定のフローを説明しました。

セミナーの効果もあってか1日あたり100人以上の方が訪れてくださり、多くの方に弊社のプロダクトを知っていただくことができました。

セミナーの様子

初披露のAI検査パッケージ機

以前、スマートファクトリー展で簡易版の検査パッケージをご紹介しました(https://techblog.adacotech.co.jp/entry/smart-factory-japan2024)。今回はより多くの検査シーンに対応できる新製品のAI検査パッケージ機を会場に設置し、検査のデモを行いました。

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新しい検査パッケージ機には自動搬送機能がつき、

タイル状に配置した検査対象を移動→カメラ制御→撮像→検査結果の表示

まで自動で行えるようになりました。本パッケージ機ではAIだけでなくルールベースによる検査モデルを作ることができるので、学習画像数があまりない場合などルールベースが強いケースでも使用可能です。

展示会に参加しての学び

新披露のAI検査パッケージ機に興味を示してくださる方が多かったので、より多くのお困りごとに答えられる体制になったことを確認できました。実機でのデモを持ち込んだことで多くの方が足を止めてくださり、様々なお困り事をお聞きできたのは大きな収穫でした。

また、モデル作成支援ツールに付いて多くのご意見もいただけ、機能の一つである学習画像の選定にお困りごとなどの解決に本ツールがご提案できそうなことが確認できたのは学びでした。一方で、パンフレットしか説明資料がなかったこともあってこちらのツールをご紹介する機会が少なかったのは反省点でした。

今後について

今後は、本展示会でお聞きしたお困りごとを元にあるべきプロダクトの形を検討し、プロダクトの開発を進めたいと思います。

特にモデル作成支援ツールについてのご意見をいただけたのは収穫でした。実際のニーズを確認できたものの展示会では情報収集があまり行えなかったいないので、お客様のインタビューにも力を入れながら開発を進めたいと思います!

アダコテックでは製造業の自動化をAIの力で実現するプロダクトを一緒に開発してくれるエンジニアを募集しています!

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