人の目による検査からの脱却を目指すお客様に新たに提供を始めた簡易AI検査パッケージと外観検査ソフトウェアを知って頂くため、スマートファクトリーJapan 2024に出展いたしました。スマートファクトリーJapanは製造業のDXを推進するIoT、AI、ロボットなどの展示会で、今年は2/20-22に東京ビッグサイトで行われました。お客様の生の声をプロダクトに反映させるため、弊社エンジニアも参加しましたので報告したいと思います!
簡易AI検査パッケージのご紹介
アダコテックではAIを使った外観検査のソフトウェアソリューションを提供しています。これまでのソフトウェアだけのご提案だと、目視は行っているけどカメラやカメラの制御装置などの撮像装置をお持ちでないお客様には導入ハードルが高いという課題がありました。
このたび、簡単に撮像して弊社ソフトウェアで検査をできる簡易AI検査パッケージの提供を始めました。今まで弊社のソリューションに興味はお持ちだけど導入が難しかったお客様にぜひお試しいただきたいと思っています!
出展内容
展示ブースは弊社のカラーである青を基調としたものとしました。デザイナーさんに依頼してブースを作っていただいたので、とてもスタイリッシュなものに仕上がりました!
出展内容は以下の3つでした。ご紹介した簡易AI検査パッケージは左下に写っている筐体です。詳細は下記よりご覧ください。
展示会に参加してみての学び
- 現場の話を聞くとお客様ごとに課題が多様なので(当然といえば当然ですが)しっかりユーザーとユースケースを絞らないとプロダクトとしての軸がぶれると感じました。
- 要望として1cmのものもあれば2mの部品もあり、生産数が10個のものもあれば数万個のものもある状況です。
- 展示を見に来ていた方の課題はさまざまで、「巨大な製品の外観検査をしたいが、画素数が大きすぎて処理時間が遅い」「撮像の際に影ができてしまう製品の検査が難しい」「少量多品種で生産しているため、品種ごとにモデルを作成するのは難しい」といった意見をいただきました。 製造業の外観検査と一言で言っても、撮像、検査基準の設計、生産現場への導入までを含めると、お客さまの状況は多種多様で、それに合わせたソリューションを検討していく必要があります。 プロダクト開発する上で、特定のユーザーの要望が必ずしも他にあてはまるわけではないことを意識する改めて良い機会になりました。
- 撮像環境の構築に困っているという声が多くあり、今回お披露目したようなハードウェアパッケージが重要と改めて認識しました。展示したパッケージの構成では対応が難しい課題をお持ちの方も多くおられ、新規パッケージ開発の参考にしていきたいと思います。
今後
弊社ではお客様と直接対面する部署から毎週開発状況のレビューを受けるなど、お客様の本当の困りごと解決を目指して開発を行っています。それでもご相談の中から現状の開発項目では対応できない課題も聞こえてきました。より多くの課題を解決できるプロダクトを目指して開発体制を改善していきたいと思います。
お客様の生の声をプロダクト開発にできるだけ反映できるように、今後もエンジニアの展示会参加を続けたいと思います!